麻ってどんな生地?麻の特徴
麻は通気性が良いだけでなく、吸水性や吸湿性にも優れています。汗をかいても吸水してくれるので肌に張り付かず、暑い夏も涼しく快適に過ごせますよ。また、麻の繊維は伸びにくく硬めなので、触り心地が少しザラザラしているのが特徴的です。硬く丈夫な生地なので洗濯機で強めに洗っても大丈夫なところが嬉しいですよね。ただし、お湯で洗濯すると繊維が縮んでしまうので注意が必要です。 さらに、麻は「リネン」と呼ばれることもありますが、リネンは麻の種類の一種です。麻は植物から作られる繊維全体のことを指し、20種類ほどあります。その中でも有名なリネンは、亜麻科のフラックスという植物を原料としています。麻の種類には、リネンの他にも苧麻を原料としたラミーや大麻を原料としたヘンプ、黄麻を原料としたジュートなどがあります。
着て洗うほどに味が出る!麻の服の魅力
麻の魅力は機能性が高いだけではありません。天然素材である麻ならではの魅力がたくさんあります。
まず、シワができやすいこと。麻は洗濯機で脱水をかけると絞りジワができたり、曲がった状態で長時間置いておくとたたみジワができやすく、一度シワになると取れにくいです。その特性を活かしてシワ加工の服にしてしまうのもおしゃれですよね。
次に、色落ちしやすいこと。麻は元々色が染まりにくい生地なので、濃い色ほど洗濯した時に色落ちしやすいです。他の物と一緒に洗濯する時には注意が必要ですが、洗うごとに段々と色落ちしていくので一着の服でも色んなファッションが楽しめますよ。
また、直射日光に当てると色が褪せやすいので、あえて色を褪せさせて色の変化を楽しむのもおすすめです。